美大式株式投資──お金に時間を奪われずに、生き方を守るための投資術
美大卒の人は、お金のために生きていない。
それよりも、作品に向き合う時間や、家族と過ごす人間らしい時間を大切にしている人が多い。
だからこそ、「お金」に時間を奪われたくない。
けれど現実には、家賃、光熱費、制作費、老後──そのすべてにお金は絡んでくる。
生きる以上、避けては通れないテーマだ。
ではどうすれば、お金のことを考えすぎずに、安心して「つくること」に集中できるのか。
その答えのひとつが、美大式株式投資だ。
美大式株式投資とは
やることはとてもシンプル。
楽天証券かSBI証券で口座をつくり、
S&P500(米国の主要500社に分散投資できるインデックス)を、月1万円、NISA枠で黙って積み立てるだけ
これを、制作の裏で設定後は「ほったらかし」でただ続ける。
もし30歳から始めて、月1万円を年利7%で運用できたとすると、
30年間で積み立てた360万円が、約1270万円に育つ。
(※年7%は過去のS&P500の平均リターンを参考値としたもの)
これは「作品を売って得る」収入ではなく、
「時間を味方につけて得る」収入だ。
余剰資金が生まれたら「ボーナス投資」
展示が成功したり、フリーランスの仕事で余剰資金が出たら、
そのお金を使って追加投資する。
ボーナスをもらったような感覚で、
「使わないお金」を「未来の自分」にプレゼントするイメージだ。
投資は「ギャンブル」ではなく「時間」。
作品制作と同じで、派手な瞬間よりも、お金自体が働く時間がすべてを決める。
「お金を稼ぐ」ではなく、「お金から自由になる」
この方法の目的は、決してお金を増やすことではない。
お金に心を支配されず、つくる自由・生きる自由を取り戻すことにある。
投資をはじめることは、資本主義の中で「自分の軸を取り戻す」行為だ。
マーケットに参加するのではなく、距離をとって観察する側にまわる。
その距離感が、美大出身者の生き方にとてもよく合う。
最後に[お金のことが分かる超入門本1冊紹介]
作品を売ることも、名前を残すことも、すばらしい。
けれど、作品をつくる時間そのものを守ることも、同じくらい尊い。
だから、投資を「自分の作品を守る技術」として取り入れてほしい。
月1万円の積み立てが、未来の自由をつくる。
それが、美大式株式投資だ。
お金に関することの超基本はこの一冊に全てまとまっているから読んでみて。
《まとめ》
- 使う証券会社:楽天証券 or SBI証券
- 買う商品:S&P500(例:eMAXIS Slim 米国株式)
- やること:月1万円をNISA枠で自動積立
- 余裕があれば追加投資
- ゴール:お金から自由になるための「生き方投資」

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